絆創膏

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今はさすがにまだ、傷が傷むから

絆創膏をくれないかい?

そう言ってみたけど、

いったい俺は誰に、

 

そんな泣き言、言っているのだろう?

 

書くことと、読むことの間に、小説と物語の間に、きみと僕の間に。

そのボーダーにこそ興味がある。

分かったようで何も解らないまま、毎日は過ぎていくようだけれど、そんなはずはない。

僕も、誰かも、出来るかぎり理解しようとしているし、境界に立ち続けながら言葉を探し、

それでも言葉になりきれないものの「向こう」に、心を飛ばしてみたりする。

 

そうだ、風景の向こうへ。

 

俯くな、顔をあげろ。