作者別: natsuhane

羅列の中に探す意図をなぞって、 散らばった記憶の断片をつなぐ   朝。   目が覚めたら、ため息と失意が、眠りの間際の独語を、ぬるい体温に溶かすけど、何の断りも無く、一日が、始まって。 目が覚めたから […]

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「心あるひと」という言い方が好きではない。 「あの人は心ある人だ」という時に、その発言者が言いたいのは、実は「あの人は、俺の心情をよく汲んでくれる人だ」という意味ではないか? 自分と同じ種類の心を持っている人だと言ってい […]

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自分で書く言葉が、自分自身にとってヨソヨソシク感じられて困っていたのはいつのことだったか。 今頃になって、ようやく少し、気負い無く言葉が出てくるようになったが、それは僕が嘘つきになったか、大人になったか、僕自身に「言葉」 […]

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 詩人・思想家吉本隆明の詩の中で最も好きな一編は、『転位のための十篇』の中の「火の秋の物語――あるユウラシヤ人に――」だが、なぜこの詩が好きかと問われてもうまく答えられない。  ただ、僕はこの詩を読んでいつもイメージする […]

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本当だ、全くその通りだ、と思っても、何だか口にするのが躊躇われるような、気恥ずかしいような、言うなら、「青臭い」物言いというのがあって、僕たちは、いや、僕は、そんな言葉を大抵飲み込んでしまって、何とか、理論的な、情熱を抜 […]

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目覚めと諦めが告げたのは、絶望と未達の、ねがい。 きみは知る哉、ぼくときみの隔絶を。   愛を歌う機械みたいなラジオが、 まるで、人みたいだから、騙されてしまう。 誰が悪いわけでもなく、騙されてしまう。 &nb […]

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